2010年9月30日木曜日

和ろうそくという文化

和ろうそくを日常で使う文化が残っている地域は、

金箔仏壇が一般的な地域と重なります。

これは和ろうそくを使うと金箔仏壇の金箔が

傷みにくく長持ちするためです。

2010年9月29日水曜日

和ろうそくの原料

和ろうそくの原料は植物性油脂です。

もっとわかりやすく言うと櫨(はぜ)の木の実の外殻を蒸して

圧搾して絞って精製した油脂分です。

写真は当社前に植えた櫨の木です。


和ろうそくの油煙

ロウソクの炎からすすが出る場合があります。多くは風があったり,

ロウソクの芯のロウの吸い上げの毛細管現象のスピードと燃焼のバランスが合わずに

一部不完全燃焼の場合に油煙が発生します。

和ろうそくは西洋ロウソクと比べ炎が大きいため油煙が多いように感じる方も多いですが

一般的には油煙が少ないと言われています。

また和ろうそくは原料が植物性のため

油煙が出ても西洋ロウソクのようにパラフィン油脂由来の油煙でないため

お仏壇の金箔を傷めにくく掃除がしやすくお仏壇に優しいロウソクです。

2010年9月27日月曜日

ライトアップのあかり

先週の土曜日 9月25日に池田町のエコキャンドルのライトアップを見に行きました。

何度かここの関係者の方が当社アンテナショップにキャンドルの作り方を聞きにこられたり

噂はいろいろ聞いていたのですが観に行く機会がなくて数年たってしまいましたが

今年はやっと見に行けました。

やっぱり数千個のろうそくの炎だけで電気の照明を殆ど使わないイベントって

ものスゴクいいですね。

いつの間にか福井市足羽山愛宕坂のライトアップもLEDになってしまい,

寂しい限りですが

福井では他にも護国神社さんが100万人のキャンドルナイトをやっておられます。

1年に1度くらいはろうそくの炎だけで数時間過ごしてみてはどうですか?

和ろうそくのこころ: 和ろうそくの炎

和ろうそくのこころ: 和ろうそくの炎: "わろうそくの炎は糸芯のロウソクと比べると芯が太いため一回り大きくなります。 また芯が中空で常に空気が供給されるため 一定の形ではなく揺れて炎が揺らめいたり ぽっぽっと大きさが大きくなったり小さくなったり変わります。 揺れる炎,揺らぐ炎が特徴の一つです。"

和ろうそくの炎

わろうそくの炎は糸芯のロウソクと比べると芯が太いため一回り大きくなります。

また芯が中空で常に空気が供給されるため 一定の形ではなく揺れて炎が揺らめいたり

ぽっぽっと大きさが大きくなったり小さくなったり変わります。

揺れる炎,揺らぐ炎が特徴の一つです。

2010年9月24日金曜日

燭台の芯

和ろうそくの芯の大きさ、太さ,長さやそれに伴い燭台の芯の太さ,長さなどには

統一規格やJIS規格のようなものがありません。

たまに自宅の燭台に合う和ろうそくを探しているというお客様に

お会いしますが、ちゃんとあったものをお使いいただくようお話してます。

当社では当社の和ろうそくにあうサイズの燭台もあわせて販売しています。

2010年9月22日水曜日

赤いろうそく②

赤いろうそく(朱)はおもに浄土真宗や浄土宗の方が


中心に秋の報恩講という行事でよくお使いになります。


ほんこさんと北陸福井では親しみを込めて呼ばれています。


ほんこさんには厚揚げの煮たものなどの報恩講料理を食べ


部落単位で報恩講を執り行うのが収穫が終わった


秋の風物詩になっています。この報恩講に朱色の和ろうそくを


使います。

和ろうそくのこころ: 赤いろうそく

和ろうそくのこころ: 赤いろうそく: "

赤いろうそく(朱)はおもに浄土真宗や浄土宗の方が

中心に秋の報恩講という行事でよくお使いになります。


2010年9月21日火曜日

和ろうそくの芯

和ろうそくの芯は 和紙とイグサ(灯芯草)と真綿

などで出来ています。

糸芯の物は対比で西洋ロウソクと読んだりします。

芯が中空でロウソクの下部から常に芯の中空部分を通して

空気が供給されるため炎が揺れて一定の形ではなく

ゆらぎが生まれます。

当社の和ろうそくはサイズの大きいものは

イグサ,真綿を使用していますが

サイズの小さいものは

和紙のみで製造しています。

2010年9月14日火曜日

和ろうそくの消し方

和ろうそくの炎をいつもどう消していますか?

息をかけて吹き消す、

手で風を送って消す、

どれも正しくありません。

火消しという仏具を使って消してください。


火に蓋をかぶせるようにして酸素の供給を止めて火を消します。

再度火をともすとき火がきれいにつきやすくなります。

また火を消すときに蝋が飛び散ったりすることがなく

安全です。



2010年9月8日水曜日

和ろうそくは何に使うのですか?

いま東京で雑貨主体の展示会に昨日から参加しています。

よく聞かれるのは和ろうそくってどんな時に使うのですか?という内容です。

それだけ文化として消えかかっているのだないと思いますが

和ろうそくは一般の仏事のお灯明として、神事のお灯明として

お使いいただくものです。

お墓参りにロウソクを使わない地域もあり

地方ごとに文化が違いいろいろな地方の方と

お話するといろいろ教えてもらえるので楽しいです。

9月10日まで 東京ビッグサイト 西3ホール 福井アンテナショップ291スタイル

というブースで出ています。

木曜と金曜は終日私もいますのでお近くにご用の方はお寄り下さい。



2010年9月3日金曜日

和ろうそくのこころ: 赤い和ろうそく

和ろうそくのこころ: 赤い和ろうそく: "朱色の和ろうそくはどんな時に使うのですか? と、よく聞かれます。 朱色の和ろうそくは主に慶事に使います。 回数を重ねた法事、浄土真宗などで報恩講と呼ばれる秋の行事 お正月、お嫁さんをお迎えする仏壇参りの時、お仏壇のお精入れの時などです。 また禅宗ではお使いになりません。..."

赤い和ろうそく

朱色の和ろうそくはどんな時に使うのですか?

と、よく聞かれます。

朱色の和ろうそくは主に慶事に使います。

回数を重ねた法事、浄土真宗などで報恩講と呼ばれる秋の行事

お正月、お嫁さんをお迎えする仏壇参りの時、お仏壇のお精入れの時などです。

また禅宗ではお使いになりません。

地域や宗派によってもいろいろあり新潟などではお墓参りも朱の和ろうそくを

お使いになるところもあるようです。

一番間違いのないのは菩提寺のご住職様にお聞きになるのがよろしいと思います。

1周忌から赤い和ろうそくをお使いになるところもございます。

2010年9月2日木曜日

和ろうそくの原料

弊社の和ろうそくの原料は植物性油脂です。

いろいろ各社さま原料はいろいろなものをお使いのようですが

弊社では植物性にこだわって製造しています。

植物性にこだわるのはロウソクの油煙がお仏壇の金箔を

傷めにくいからです。

和ろうそくをお使いになる最大の理由は金箔仏壇のため、

お仏壇の金箔を傷めないようにするためとすると

自ずと原料にこだわることになります。

最近パラフィン原料の和ろうそく型のろうそくも結構目にします。

確かに安いですし、見た目は植物性と変わりません。

でも製造者として何が消費者のメリットになるか

デフレとか物価安、などという世の中の流れに振り回されずに

本当の良さを丁寧に発信し、伝えられるようになっていきたいです。

時代と共に変化しないといけないものも確かにありますが

変えてはいけないものもあるように思います。

2010年9月1日水曜日

和ろうそくを安全にお使いいただくには

和ろうそくを安全にお使いいただくには

不燃性の燭台に固定して立ててから和ろうそくの芯の先端に火をつける

そばを離れるときは必ず火を消す

火を消すときは息で吹き消したり風を送って消したりせず

火消しという仏具や芯つまみという仏具を使ってしっかり火を消してください。

当たり前のことですがただしい使い方をしていただければ

何も危ないことはありません。

正しい使い方で安心安全にお使いください。