2010年8月30日月曜日

芯切り

和ろうそくの特徴に芯切りというものがあります。

洋ろうそくとちがい芯が消えずにそのまま炭化した形で

燃え進み炎が大きくなっていきます。大きくなった芯を

安全な適切な大きさに調整するために

燃えている芯を芯切りバサミという道具などを

使って切ります。

芯切りは和ろうそくの最大の特徴でもあります。

画像は芯を火箸でつまんで切って炎の大きさを調整しているところ

2010年8月27日金曜日

和ろうそくってなんですか?⑤

和ろうそくの形には大きく分けてイカリ型と棒型があります。

棒型はテーパー状に下の方にいくほど細くなっている形状のもの

イカリ型は 反った形です。

イカリ型は主に浄土真宗や,浄土宗の方がお使いになることが多く

棒型は禅宗の方がお使いになることが多いです。

特にこの宗派はこの形でないといけないということはありませんが

古来からの習慣や文化、風習に根ざしていると言えます。


2010年8月26日木曜日

和ろうそくってなんですか?④

和ろうそくのよさはなんですかと聞かれると最初は戸惑うことが多かったです。

改めて良さを考えると、、、、、、

当社の和ろうそくは原料が植物性油脂を主原料としているため

油煙が出てもお仏壇の金箔を傷めにくいという点がまず挙げられます。

煤は燃焼についてはどんなものでも必ず伴いますが

西洋ロウソク(パラフィンを主原料とします。)の油煙は石油系のため

ドロッとした感じでお仏壇の金箔が汚れ痛みやすいです。

植物性の和ろうそくの煤はサラッとした感じでフキンなどの乾拭きで

簡単に取れます。

そのため金箔仏壇を使う文化の地域に特に和ろうそくを使う文化が

根強く残っています。

和ろうそくを使うことにより西洋ロウソクと比べ価格は高いですが

金箔仏壇の洗濯(金箔の張替えなど)のサイクルが長くなるので

長い目でみると経済的なのです。

2010年8月25日水曜日

和ろうそくってなんですか?③

和ろうそくの形は地域に根ざした文化として

イカリ型、

棒型、の大きく分けて2つの形があり

長さや太さ、色は地域により様々です。

昔はロウソクの重さの表記で匁(もんめ)表記で

100匁,50匁といった呼び方でしたが

法律で匁表記が禁止されてから匁を号に読み替えて

号で現して100号,50号という呼び方にしています。

和ろうそくってなんですか?②

和ろうそくの製法には

大きく分けて

竪掛け(型掛け)と呼ばれるものと

手掛けと呼ばれるものがあります。

型掛けは 文字通り木型に芯を入れて蝋を流しこみ

成形する手法で主に北陸地方で伝統的に行われています。

また手掛けは芯棒に芯をつけそれに蝋を手を使ってつけていき整形していく手法です。

良くテレビやデパートの物産展などで見られるやり方です。

型掛けは温度管理や水,お湯の設備等が必要で実演などのアピールには

向いていないようです。

また型自体や作り方に独自のノウハウや工夫があり

製造風景をお見せすることはあまりありません。

2010年8月24日火曜日

和ろうそくってなんですか?

和ろうそくって何ですか?とたまに質問されます。

特に決められた定義やJIS規格のようなものはないと思いますが

私が考える和ろうそくは

①蝋の原料が主に植物性であること

②芯に紙、和紙,、トウスミ芯、真綿などを使っていること

が、大枠だと思います。

ブログ始めました

今更ながらブログをすることにしました。
不定期、気まぐれ、思いつくままに書いていきます。